★特集本が発売されたのです♫
●皆様おはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
最も美しいF1マシンとは、それはF1好きの人の数だけ答えがあると思うのですが、自分は1992年のシーズンを戦ったフェラーリのマシン「フェラーリF92A」と迷わずに答えます。
( ・`ー・´) + キリッ
引用元:mortersport.comより
特徴的なのはやはりなんといっても、コクピットから少し離れた位置にある「丸い形状のダクト(空気取り入れ口)」に示されるように戦闘機のような美しいフォルムです。
♪( ´▽`)
引用元:mortersport.comより
残念ながら戦闘力は低くあまり活躍する事はなかったのですが、記録より記憶に残る典型的なマシンだと思います。
このマシンの最大の特徴は実は戦闘機のような見た目のスタイル以上に、ダブルフロア (2重底)と呼ばれるフラットボトムで、強力なダンフォース(マシンを押さえつけ曲がりやすくする力)を発生させると言うコンセプトだったそうです。
引用元:mortersport.comより
ただし残念な事に、ダブルフロアは開発が難しく、この年のフェラーリエンジンはパワー不足な上信頼性が低く、さらにシーズン早々にこのマシンには見切りをつけられ次の年のマシン開発が始まった事で開発が早い段階で打ち切られてしまい熟成させることができなかった事で活躍することができませんでした。
。・°°・(>_<)・°°・。
ピーキー(神経質)な特性のマシンで当時のF1ドライバー「ジャン・アレジ」がマシンを力でねじ伏せ、表彰台に2度上がるのがやっとの事でした。
本来なら大きな成果をあげなかったマシンなので、特別編集を組まれる本が発売される事は難しいと思いますが、1冊の本として完成させられ発売にこぎつけた事はこのマシンの人気の高さが伺えます。
引用元:auto sport webより
引用元: Amazon商品画像より
マシンデザイナーのインタビューやレース毎の戦績、マシン解説は当時のサーキットの空気感すら表現したかのようで引き込まれ、また美しすぎるF92Aの写真がこれでもかとたくさん載っており、目にするだけでもお腹いっぱいになります♪
(๑>◡<๑)
ちなみにF1はF(フォーミュラー)と言う名が示す通り、決められた規格(ルール)内で正解のマシンを探し出し作り上げる為どのマシンもよく似たようになるのが通例です。
このマシンが活躍した1992年は少し変わっており、それまでのマシンを正常進化させた「マクラーレンMP4/7A」や「ウィリアムズFW14B」に加え、その後スタンダードとなったハイノーズを大胆に推し進めた「ベネトンB192」そして魅力的なコンセプトに挑んだF92Aと見た目にも華やかでバラエティーにとんでいました。
引用元:mortersport.comより
ちなみにですがこのダブルフロアのコンセプトはあながち間違ってはなく、約20年後2011年、トロロッソの「STR6」と言うマシンに採用され一定の成果を上げおり、翌年各トップチームにも採用されていたりします。
引用元:auto sport webより
引用元:mortersport.comより
惜しむらくはやはり熟成させる環境が整っていなかった事で、開発が続けられていれば結果は少し違ったものになっていたのかもしれません。
スポーツの世界にifはありませんが、このマシンが他のマシンを従え先頭を走る姿を見てみたかったものです。