テイルズ・オブ・シングルマン

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アラフィフ・シングルマンの、趣味を楽しむ毎日をおすそ分け♫

「ルックバック」をlook back (振り返る)!

★ 鑑賞後の余韻が心に響き続けています。


皆さんおはようございます。

こんにちは、こんばんはです♪


劇場で予告編の目にした時から、ずっと気になっていた作品「ルックバック」を鑑賞してきました。

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引用元:ルックバック公式サイトより


原作は荒々しいエナジーがほとばしる怪作「チェンソーマン」を生み出した藤本タツキ先生』が143ページの読み切りとして描いた作品です。

 

◆あらすじです。

 

学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野

クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。

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引用元:ルックバック公式サイトより


以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう


しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。

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引用元:ORICON NEWSより


漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。

二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。

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引用元:Movie Walkerより

【6月28日(金)全国公開記念】劇場アニメ「ルックバック」本予告 - YouTube
引用記述元:公式サイト「STORY」より1部抜粋。

栄光と挫折、青春と友情など映画が欲しがる要素がぎゅっと濃縮されて詰まっている作品です。


物語前半では夢中になれることを見つけた2人が出会った青春時代がとても眩しく描かれています。

互いの才能を認め合った2人の毎日は、人生において1番楽しい時間だったのかもしれません。

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引用元:ORICON NEWSより


物語は終盤に向け、ある瞬間に思いもよらない方向に転がっていきます。

あまりに衝撃的でスクリーンは束の間音を失います。


突然の出来事に観客たちは身じろぎもせず、ただただ画面を見つめ、劇場の空気が明らかに変わった事を感じ取ります。


そして現実に理解が追いついた時、ほんの小さな奇跡が少しだけ顔をのぞかせます。


それは作品世界の中での現実なのか、それとも現実世界を認めることができない主人公が作り出した妄想なのか。

真実はこの作品を鑑賞した人に委ねられます。


印象的だったのは、物語序盤、自分より画力の高い作品に衝撃を受け、それを超える為、まるで何かに取り憑かれたように寝食を惜しんで淡々と描き続けるシーンです。


絵が上手い人と言うのは、ある日目が覚めたら突然絵が上手になっている訳ではなく、呆れる程の努力を重ね、持って生まれた才能を磨きに磨いて画力を向上させていくものだと思います。

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引用元:Anime Guides Japanより


はじめた頃はそれを努力とも思わず、ただ楽しいから時間を忘れ描き、あるレベルまで到達すると自分の壁が見えてしまい、そこで放り出すか壁を乗り越えようと顎くかの二者択一です。


もちろん絵の才能に限らず、あらゆる分野で「天才」と呼ばれる人は努力を惜しまず、限界を超えるため日々才能を磨き続けている人だと思いました。


ルックバックと言う作品は巨額を投じた大作ではなく、人気俳優をキャスティングした話題作ではありません。

世間的な認知度は決して高くなく、知る人ぞ知るといった作品になりますが、目にした観客の評判は総じて高く、口コミで広がっていく作品です。

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引用元:Movie Walkerより


作画は可能な限り原画の持つ雰囲気を残して、線の一本一本に込めた想いや勢いを殺さずに動画として動かしており、この作品が持つ最大の魅力につながっています。


線の数を減らして動画に落とし込む通常の作業ではないため膨大な時間と労力を要すると思いますが、原作ありきの映像化作品としてこれ以上ない制作スタイルかもしれません。

映画にしてアートです。

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引用元:ORICON NEWSより


上映時間58分と言う決して長くは無い尺に、映画数本分以上の高い満足度が詰まっています。

作画の1枚として無駄なシーンはありません。

作品を物語るのに、これ以上を足す必要も引く必要もありません。

上映時間はこれで正解なのです。

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引用元:アニメイトタイムズより


衝撃な展開から小さな奇跡を目にし、物語は祈りにも似た讃美歌の様なエンディングを持って幕を閉じます。

Light song - YouTube


思いもよらない事が起こったとしても、当たり前のように日は沈み、星は輝き、朝日は昇ります。

人生はその繰り返しと気づかされます。

持って行き場のない感情は鐘の音の残響のように、鑑賞後いつまでも心に鳴り響きました。


ちなみに鑑賞後、すぐに物販コーナーに駆けつけたのですが、この作品だけパンフレットが売り切れていましたぁー

(><)


ごーーーん…じゃなくてガーーーン!

(lll ̄□ ̄)ガーン!!