★ 国内最高齢主演女優は伊達じゃない!
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです。
久々に母が映画を見に行きたいとつぶやきました。
タイトルは「九十歳。何がめでたい」
最近宣伝でよく見かけるので、自分もタイトルだけは良く知っている作品です。
引用元:映画「九十歳。何がめでたい」公式サイトより
先週封切られ、観客動員数も堂々の2位との事で、世間の関心の高さも伺えます。
母は映画館にあまり足を運ぶ方ではなく、チケット購入方法について聞かれたので「今は券売機で購入するんだよ」と伝えると、買えるかどうか不安との事。
引用元:アプリオより
というわけで、実に久しぶりに母と映画に行くことになりました。
幼い頃母に手を引かれ、電車に乗って街の映画館に連れて行ってもらったので、今度はその恩返し…と言うことになるのでしょうか?
…いえ、大げさですね。この物言いは。
自分もこの映画に少々興味があったので、ちょうどよかったです。
アニメではなく、洋画でもなく、邦画を映画館で鑑賞するのは実に久しぶりです。
映画のあらすじはタイトルが示している通り、(当時) 90歳の作家「佐藤愛子」さんの物語です。
主演を務めるのは大御所の草笛光子さん。
竹を割ったような性格で、歯に衣着せぬ物言いがとても痛快です。
引用元:映画「九十歳。何がめでたい」公式サイトより
もう1人の主人公は、佐藤愛子さんを担当することになった吉川真也さんです。
世の中のアップデートについていけず、家庭にも問題を抱えている中年の編集者。
最後の小説を書き上げ断筆宣言をした佐藤愛子さんに、もう一度エッセイと言う形で筆を取ってもらうため奮闘します。
引用元:Movie Walkerより
『九十歳。何がめでたい』連載をかけた手土産バトル!本編映像解禁【6.21㊗公開】 - YouTube
仕事に打ち込むスタイルは時代おくれと揶揄されながらも、不器用ながら体当たりで臨む役は唐沢寿明さんにピッタリで、演技の上手さが光ります。
引用元:映画「九十歳。何がめでたい」公式サイトより
笑いあり涙ありの日常がテンポよく描かれ、人生経験豊かな佐藤さんがこぼす言葉や綴るエッセイは時に激しく胸に刺さります。
特に、何物にも配慮せず自由に綴ったエッセイは、コンプライアンスにがんじがらめになった今の世の中において、多くの人の心に響き共感されるのではないでしょうか。
引用元:映画「九十歳。何がめでたい」公式サイトより
最近ドラマなどでは、あまりに種類の増えすぎたハラスメントや、がんじがらめになったコンプライアンスに対するアンチテーゼのような作品が増えてきている気がします。
世の中を住み良くする為に必要な事はたくさんありますが、何事にも〇〇し過ぎは良くないと言う事でしょうか。
引用元: GettyImages より
結果自らの手で道を塞ぎ、前にも後にも進めなくなってしまう状況に陥ってしまうかもしれないですからね。
σ(^_^;)
90歳の作家役を務めた主演の草笛光子さんは実年齢も90歳。
この作品を持って国内では最高齢主演となります。
(。 ・O・)ほほーっ
引用元: Yahoo!ニュースより
とてもパワフルな演技で存在感が際立っており、自分が驚いたのはそのセリフの聞き取りやすさです。
イマドキ作品ではリアリティーを追求する為かボソボソしゃべって聞き取りにくかったり、必要以上に感情を爆発させた台詞回しでどうしても違和感が拭えない演技が多のですが、草笛さんのセリフはちょうど聞き取りやすく理解しやすいテンポなので、自然に頭の中に広がっていきます。
(^-^)
基本的にはコメディーで、何気ないセリフの中に名言が含まれており、時折不意打ちのように差し込まれた涙を誘うエピソードや自然の美しさにハッとさせられる良作です。
引用元:読売新聞オンラインより
久々に母と鑑賞した、これまた久々な邦画は意外にも満足度の高い作品で、鑑賞後映画について語り合う楽しい特典付きでした♫
引用元: GettyImages より
難しい事は考えず、90歳を迎えた草笛光子さんのパワフルな演技に元気をもらえる作品です。
世の中が窮屈に感じる方にもオススメですよ♪