★さよなら銀河鉄道999ではありませーん。
/(^o^)\
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
突然ですが皆さんは「レーザーディスク」と言うメディアをご存知でしょうか?
レーザーディスク(LD)とは「絵の出るレコード」と言われ、CDの何倍もある大きさの円盤がメディアであり、そのパッケージ(ジャケット)は昔懐かしいレコードのLP盤と同サイズです。
引用元: Wikipediaより
80〜90年代当時普及していたビデオよりも高画質のため、映画ファンやアニメファンからの絶大な人気を得て一時代を築いたメディアであります。
CM パイオニア LaserDisc LD-7000 1983年 - YouTube
レーザー光でデータを読み取るので記録方式はデジタルかと思ったら実はアナログで、画質はSD(標準)画質。
再生専用のため記録ができず、ビデオに変わってのコンテンツ主役の座を奪う事はできませんでした。
2000年代に入ってLDより画質が高く、しかも記録まで出来るDVDの普及によって静かに終焉を迎えました。
引用元:Pinterestより
ちなみに今を生きる令和っ子の認知度は、「赤チン」や「テレカ」を抑え、ぶっちぎりの0%との事!
( ゚д゚)
さて、ここで本題に移りますが、自分が持っていたLDプレイヤーの機種は『CLD-909』と言ういわゆるバブル期のプレイヤーだったりします。
引用元:サンクス電気より
当時の定価は16万8000円ナリ!
LD全盛期(90年代)の時はとても手が出る値段ではなく、正に高嶺の花でした。
LDのパッケージを手に取っては憧れの目で眺めていたものです。
(´- `*)))0o,ウットリ・:*:
CLD-909の特徴は「デジタルTBC」と言う画面の歪みや揺れを抑え映像を安定させる機能がついた第4世代で、バブル期の高級機と言うこともあって内部にメカがぎっしりと詰まっており、重さはなんと13.5 kg!
引用元:Pinterestより
アナログの再生機械はディスクの回転によって生まれる衝撃(振動)を抑える為に重ければ重いほど画質は安定します。
高級機になればなるほど重さは増して、最高級機にもなると実に36 kgの重さになるLDプレイヤーも存在していました。
( ゚д゚)
引用元:AV watchより
ちなみにですが、このCLD-909は「ダイレクトコンポジット機能」を搭載している事が最大の特徴となっています。
アナログ映像がデジタルの力によって補正され始めた時代。
LDプレイヤーに組み込まれたデジタル処理は完成度が低く正直イマイチでした。
そこでデジタル処理はそれが得意なビデオデッキなどと外部接続して安定した高画質を得るため、アナログ映像(コンポジット信号)をそのままピュアにコンポジット出力(昔懐かしの赤、白、黄色に分かれたテレビと接続するケーブルをコンポジットケーブルと言います)する為の機能です。
引用元: Wikipediaより
このダイレクトコンポジット機能に強く惹かれたのがこの機種購入の決め手でした。
自分 はデジタル処理が得意なS-VHSのビデオデッキと繋いでLDを鑑賞していました。
画質は常に安定しており、LD特有のフィルムのようなどっしりした質感にはとても好感が持てます。
ちなみにLD全般に言えることですが、音に関してはアナログで記録されているため圧縮されておらず、DVDよりも迫力のある音を奏でてくれます!
その後時代は下り、2000年代に入ると(ゲーム機なのにDVD再生機能がウリの) PS2のおかげもあってDVDが一気に普及!
引用元:PC watchより
そうなるとLDはあっという間に廃れていき、中古にはなりますがLDメディアはほぼ1コイン以下で投げ売りされていました。
∑( ̄□ ̄;)ナント!!
LDプレイヤーも既に骨董品と化しており、中古品であれば1万円も出せば中堅クラスから高級器を手に入れる事が出来、一気に購入のハードルが下がった時代でした。
自分がCLD-909をゲットしたのはまさにこの頃です。
LDプレイヤーもソフトも、販売当時には考えられない位の格安なお値段で選び放題でした。
(*'▽'*)
さて、ここでタイトルに戻ります。
(前置きが、とんでもなく長かったですね。)
先日ついに愛機CLD-909が最後の時を迎えてしまいました。
†o(・・;) アーメン
ディスクを載せるトレイが手前に出た状態で電源が切れてしまい、その後二度と電源が入る事はありませんでした。
あの巨大なディスクを乗せるトレイですから、とんでもなく場所を取ります。
何もこんな形で最後を迎えなくてもいいのに…。
引用元: GettyImages より
とりあえずトレイは強引に手で押し戻して、急ぎパイオニアのサービスセンターに持っていったのですが、さすがに古すぎて修理は受け付けていないとの事。
ですよねー(´・ω・`)
ただし対応してくださった方はご年配の方で、昔よくこの機種を修理していたとの事で症状を熟知しており、おそらくこうすれば直るだろうと言う説明をしながらも、会社として修理は受け付けていないので申し訳ない…ととても残念そうでした。
せっかくなのでとこの機種にまつわる思い出を語ったり聞いたりしながらパイオニアを後にし、この機種とのお別れを決意しました。
( T_T)\(^-^ )
引用本:パイオニア株式会社公式サイトより
その後、代わりとなるLDプレーヤーを探して東へ西へ奔走するもまともに動くプレイヤーはほとんどなく、値段も故障しているジャンク品ですら数千円から一万円ほどしてしまいます。
( ̄д ̄) エ-
唯一見つけることができたLDプレイヤーは、なんと4万円!
さすがに手が出ません。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
と言う訳で、憧れから始まったレーザーディスク・ライフは、所有したときの喜びの思い出と数十枚のLDソフトを残し、ついにエンディングを迎える事となりました。
「今 万感の思いを込めてLDが逝く。
一つの旅は終わり また新しい旅立ちが始まる。
さらばLD、さらばCLD-909。」
「・・・そしてLDはBD(DVD)になる」
♫ SAYONARA, sweet memories. It's goodbye〜
引用元: Dailymotionより
さよなら銀河鉄道999~[STEREO&高画質]~メアリー・マッグレガーバージョン主題歌~(SAYONARA)~フルHD - YouTube
ここで気になるのは、残されたLDのソフトたち。
もはや我が家では再生する術を失ってしまい、1枚がLPレコードのジャケットサイズなのでかなり場所を取るのですが、自分は処分は考えていません。
なぜなら、ジャケットサイズのパッケージはアートとしてとても魅力的で、さらにインデックスカードやBOX特典のブックレットは設定資料集としてかなり貴重で資料的価値が高く、読み応えがあるからです。
今ではDVD化されている作品も多く、映像自体はこちらで楽しみ、パッケージを眺めたりインデックスカードを読んだりするのはLDで引き続き楽しむつもりです。
「まだだ!まだ終わらんよ!」
引用元: GUNDAM INFOより