★はっきり言ってノーマークだったのです!
●皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです。
先日口コミで評判の「アイの歌声を聴かせて」を鑑賞してきました(^-^)v
引用元:公式サイトより
宣伝を見た時から気になっていた作品でした。
個人的に「口コミで評判が広がる作品に大きなハズレなし」と思っているのでレビューは結構参考にしてたりします。
クラスから浮いた存在の女子高生サトミの前に現れた転校生シオンは実はAIであり、突如歌い出したり突拍子もない行動を取ったりして周囲を驚かせます。
引用元:公式サイトより
執拗なまでにサトミの幸せを願うシオン。
それはある1つの命令を一途にひたむきに実行している結果だったりします。
その命令とは何か?!
そしてその命令を与えた人物とは!
これはAIと人間の関係性を描いた、きたるべき近未来のお話です。
引用元:映画チラシサイトより
この作品を一言で表すと、とても丁寧に描かれた心地良い作品です。
難しい駆け引きなどなく、ストレートに心に響いてくる作品で、所々張り巡らされた伏線を丁寧に回収していく様は痛快で、謎が紐解けた時静かな感動を呼び起こしてくれます。
作品は時折ミュージカル風になるのですが、まだ学習途中であるAIのシオンが突拍子もない行動を取ると言う設定から、ディズニーのミュージカル作品みたく唐突にそれまでしゃべっていたキャラが歌いだす様な違和感はあまりなく変に納得させられます。
引用元:映画チラシサイトより
このスタンスは今まで目にしたことがなく、とても上手い!と思いました。
機械が自我に目覚め人間に牙を向くといったようなAIと人間の暗い未来を描いた作品ではなく、あくまで人の幸せを願うAIの物語。
引用元: GettyImages より
これからの時代は間違いなくAIとの共存が当たり前になるので、これから起こるであろう物語の1つなのかもしれません。
実際、引っ越しの車の中で「アレクサは一緒に車に乗らないの?」と親に聞いてくる子供がいるとのお話を聞きます。
今の子供たちは我々の世代以上にAIが生活の中に違和感なく溶け込んで当たり前になっているのかもしれませんね。
引用元: GettyImages より
この子供たちが大人になる頃には、AIと言うだけで差別することなく、AIと人間の絆が強まっている未来になっているのかもしれません。
よくAIの感情は作られたものだと言われます。
確かにきっかけはプログラミングされた感情かもしれません。
しかし人の心を知ろうと学習し、どんどん人間の感情に近づいていく様は、何も知らない赤子が母親に教えられ自我に目覚めていく感じに似ているような気がします。
引用元: GettyImages より
それは最終的には作られた感情ではなく、自分が学習し体験して理解した結果生み出されたもので、人が持つ感情と大きな違いは無いのかもしれません。
きたるべきAIと共に過ごす明るい未来はもう直ぐそこに来ているのかもしれませんね。
ちなみに主役のアンドロイドAIであるシオンの声は土屋太鳳さんが演じられてます。
引用元: Yahoo!ニュースより
正直朝ドラに出演した女優さんと言う位の情報しか知らなかったのですが、劇中伸びやかな歌声を披露して物語に華を添えてくれます。
役作りなのか元々なのかよく分かりませんが、抑揚のない一定のトーンで話す話し方はどことなくAIの話し方を思わせてくれるのが面白いです。
引用元:公式サイトより
監督は吉浦康裕さんと言う方で、「君の名は。」の新海監督や「おおかみ子供の雨と雪」の細田守監督みたく人を呼べる監督さんと言うよりは、知る人ぞ知るといった監督さんなのですが、今回の作品で知名度が上がったように思います。
次回作が楽しみな監督さんがまた1人増えました♫