★『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』見応えたっぷりな映画なのです♪
●皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
マーヴェル作品の最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』鑑賞してきました♪
引用元:ディズニー公式サイトより
『アベンジャーズ』が物質世界の守護者【圧倒的な火力の「アイアンマン」や人知を超えた怪力の「ハルク」など】だとすると
引用元:マーヴェル公式サイトより
『ドクター・ストレンジ」は精神世界の平和を守る「至高の魔術師」だったりします。
引用元:マーヴェル公式サイトより
天才外科医で富や名声を追い求めるエゴイストでした。
ある日事故にあい手に大怪我を追って再びメスを握ることができない体になったストレンジ。
人生に絶望した彼は救いを求めてヒマラヤへ赴き、チベットの魔術師エンシェント・ワンに師事して魔術を学びます。
死と隣り合わせの厳しい修行の末、時間と空間を自由自在に操る地球最高の魔術師となり平和を守るヒーローとなったのです。
引用元:マーベル公式サイトより
今作は前作スコット・デリクソンから交代した『サム・ライミ』が監督を務めます
引用元:シネマトゥデイより
サム・ライミ監督といえば『死霊のはらわた』などホラー映画のイメージが強いのですが、今回監督した作品はアメリカのスーパーヒーロー、アベンジャーズの1人ドクター・ストレンジの物語です。
ホラーとヒーロー、全く対極に位置するジャンルですがそこはさすがサム・ライミ監督、高い次元で融合させ違和感なく世界観に落とし込んでいます。
あくまでヒーロー作品、そしてスパイスとしてのホラー!
1つの作品の中でそれらはつぎはぎだらけではなく、あくまでナチュラルに共存します。
物語の軸となるのは副題にもある『マルチバース』と言ったいわばパラレルワールド(並行世界)です。
そして物語のキーとなる登場人物は、無限に存在するマルチバース間を行き来できる『アメリカ・チャベス』と言う名の少女です。
引用元:シネマトゥデイより
今回、ドクター・ストレンジと相対する敵は、『ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)』と言う女性で「元アベンジャーズ」だったりします。
引用元:シネマカフェより
彼女の人生は決して恵まれたものではなく、紛争によって両親を失い、自らも人体改造を受け超能力を手にしてしまい、さらに愛する夫サイボーグのビジョンを戦いによって失っています。
彼女の最大の能力はなんと「現実改変能力」です!!
これはそのままずばり!
「現実を作り替える」と言うもはやチート級のスキルです。
今作のストレンジが存在する世界とは別の世界の彼女は、この能力を発動させ結婚したサイボーグの「ヴィジョン」との間に2人の子供をもうけます!
本来機械である生命体との間には子供が生まれないと言う事実を改変してしまったのです!
引用元:Movie Walkerより
違うユニバース(宇宙)で子供の母親になっている自分を、そしてこの現実世界を認めることができないワンダ(スカーレット・ウィッチ)はマルチバース間を自由に行き来できる『アメリカ・チャベス』の力に目をつけます。
彼女の目的は全世界全宇宙を統治するでもなく、別の宇宙で授かった子供たちの側にいたい!と言う強い思いが動機です。
これほど悲しい動機が過去マーヴェル作品であったでしょうか?
もし彼女の目的が果たせたとしても、その子供を授かった別宇宙での自分の存在は一体どうなってしまうのでしょうか?
マルチバースと言う考えがもしあるのであれば、当然様々な自分が存在することになります。
引用元: GettyImages より
今の自分より目も当てられない位悲劇的な自分、今のこの年齢まで生きることなく旅立ってしまった自分、自分が思い描く理想の全てを手に入れそれが日常と化している自分。
そのどれもが自分であるのですが、様々な経験を通し、いくつもの選択肢を繰り返して今に至った自分は決して否定しないようにしたいものです。
そして今の自分が理想とするような世界の自分であっても、果たして100%満足かというと決してそうではないと思います。
それが故に今の自分を不幸と思わなければそれはきっと幸せなのだと気付かされました。
言うなれば、自分は不幸ではない!そう思えることが幸せなのかもしれません。
引用元: GettyImages より
と難しく感想を書いてみたのですが、純粋にアクション物としても楽しめる作りとなっており、ドクター・ストレンジが生み出す美麗な術式バトルは見る者の目を奪います!
引用元:シネマトゥデイより
マーベル特有の様々な作品が複雑に絡み合って今作につながっているのですが、その一つ一つに詳しくなくても独立した物語として十分に楽しめます♪
ただ、前日譚に当たる「ワンダビジョン」と言う作品(ディズニープラスで独占配信)は知識として知っておいた方がスムーズに映画の世界に入り込むことができます。
引用元: ディズニープラス公式サイトより
ポップコーン片手に何も考えず肩の力を抜いて観ようと思った作品ですが、色々な事を考えさせられる作品であることに驚きました。
上映時間は2時間6分と比較的長丁場ですが飽く事なく物語に引き込まれ、ある種難解なお話ですがわかりやすく描かれているので、興味を持たれた方は映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。