★下地処理って地味だけど大切なのです♫
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです。
今を遡ること数年前、久々に会った友達から驚きの一言が!
「出張先でガンプラを配っていたのでもらってきたよ。
あげる〜」
?ガンプラを…配っていた?
調べてみると、エコプラプロジェクトなるものがありました。
プラモを組み立てた後に残ったランナーをバンダイナムコが回収ボックスを設置して回収しており、その回収したランナーを粉砕して再び整形するランナーのリサイクル活動です。
引用元: バンダイホビーサイトより
こうして新たに生まれ変わったエコプラは、販促を兼ねて全国の大型商業施設等で配られていたそうです。
ちなみにエコプラと言うだけあって、回収されたいろいろなランナーの色が混ざり合い、結果黒一色に統一されています。
掃除をしないと溜まってしまうホコリが、くすんだ灰色になるのと同じ原理ですね
完璧に仕上げるには塗装が必須となります。
「色なんて飾りです!偉い人にはわからんのです」
引用元:マクドナルド on Xより
とはいきませーん
/(^o^)\
子供の頃買ったガンプラは整形色が一色だけなのが当たり前だったので、劇中のイメージ通り仕上げるには塗装が必須でした。
(まぁさすがに黒ではなく、整形色は白色が主でしたけどね。)
引用元:価格.comマガジンより
というわけで原点に立ち返り、経験を積み重ね大人になった今のスキルと、子供の頃よりは恵まれている財力を持ってして、今思えば不自由極まりない…じゃなくて、「圧倒的に自由度の高いプラモをフルパワーで作る」と言うコンセプトで作ってみることにしました。
ノーマルのガンダムは以前[BEYOND GLOBAL] で作ったことがあるので、今回フル塗装と言うこともあり、劇場版公開当時目を釘付けにした『ガンダム・リアルタイプカラー』に仕上げていきたいと思います。
引用本:産経ニュースより
元になっているのは、エントリーグレードと言うカテゴリーのプラモデルの様子です。
エントリーグレードと言う名が示す通り、ガンプラ入門向けに作られたキットで、いわゆる中が空洞な「モナカキット」と言う昔々の懐かしい香りがします。
(イマドキ高額キットは、内部メカを組み立ててから、外装甲を取り付けていくスタイルが主流です。)
(↑画像は最新版ガンプラ『RG(リアルグレード) 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0』です)
引用元:Hobby JAPAN webより
イマドキガンプラは色を塗らなくても、組み立てただけで完全に色分けが再現できている分パーツ構成は複雑で、正直組み立てている最中でも、どのパーツがガンダムのどの部位に当たるかわからない時があります。
それに対し、いわゆるモナカキットと言うのは、パーツ数が少なく単純で、組み上がる前から完成がイメージしやすく、塗り分けもわかりやすい(「し易い」ではないですよ)長所があります。
全体的にはエアブラシで一気に吹き付け、細かな塗り分けは筆塗りで塗装していくことにします。
まずは、下地の黒にあまり影響されないメカメカしい金属部分をエアスプレーで一気に塗っていきます。
主にガンダムの関節部分にあたるパーツで、組み立てた後では塗りにくい箇所なので、最初に塗っておくと後々楽になります。
水性塗料は金属部分に最適な色がないので、カラーを何種類か混ぜて調色して行くことになります。
自分がイメージする色を作る時が自分は1番好きです。
♪( ´▽`)
金属部分のレシピは、黒鉄色とメタルブラックをベースに、銀色とカッパー(銅)で整え重厚感あるカラーにしました。
何せリアルタイプカラーですからね。
ビームライフルの裏側を見ると、軽量化やパーツの成形不良防止の為にかなり削られて(えぐれて)いますね。
いわゆる「肉抜き穴」と言うものです。
仕上がりを重視するのであればここをパテで埋めるのですが、今回はそのままスルーします。
代わりと言っては何ですが、パーツ同士を組み合わせた時にできる溝の隙間をラッカーパテで埋めてなくす「合わせ目処理」行うことにします。
ちなみに、ラッカーパテには、ベーシックな「銀色」と白いパーツの時に色を載せやすくする「ホワイトパテ」の2種類があります。
今回は下地が黒なので、ベーシックの方で対応しました。
(以前メーヴェを作った時、ホワイトパテを使用したのを覚えてる人、この指とーまれ♫)
合わせ目の溝を埋めるような形で塗り伸ばしていき、時間をかけて乾燥させ、乾いたらヤスリで削って表面を慣らして均一化します。
同時進行で、塗り分けするためのマスキングも行います。
エアスプレーでの細かな塗り分けは不可能なので、色が付いて欲しくない部分はマスキングテープで隠していくのです。
今回は、最初に塗装した金属部分(主に関節部分)をマスキングしました。
これらの作業が終わると、塗装しやすくするための下地処理で重要な、サーフェイサーを吹いていきます。
いわゆる「サフ吹き」と言う作業ですね。
下地である整形色と同系統の色を塗る場合であれば、その上に塗る塗料の発色にはあまり影響がないのですが、下地と異なる色を塗る場合はこのサフ吹きがとても効果を発揮します!
イメージ的には、無地のキャンパスの上に絵の具で描いていく様な形に持っていきたいので、そのキャンパスを作る作業です。
最近のガンプラはパーツごとに整形色が分かれているので、塗装する場合は同系色の色を塗る事になり、サフ拭きをせずに塗る場合が多く、ここまでサフ吹きをしたのは実に久しぶりです。
これで下地処理は完成です!
後は塗装を進めていくのみです!
( ・`ー・´) + キリッ
つ・づ・く★