★懐かしさではなく新しさ!不朽の名作が今、新たな伝説を刻みます!
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです!
原作終了からすでに26年
あのスラムダンクがスクリーンに帰ってきました!
と言うわけで、今年の映画鑑賞は、現在絶賛公開中の『THE FIRST SLAM DUNK』で有終の美を飾りたいと思います。
引用元:公式サイトより
映像スタイルはいわゆる3D CGと呼ばれるもので、ディズニー作品の「アナと雪の女王」や「トイ・ストーリー」等が有名ですね。
この発表があった段階ではファンの間に動揺が広がり、前評判はすこぶる悪かった様に記憶しています。
といいますのも、90年代にアニメ化された同作の評価が高く、その延長線上で新作が作られると期待していたからです。
引用元: dアニメストアより
ファンからしてみると「裏切られた」と言う思いが強かったのでしょう。
自分もどちらかと言うと不安しかありませんでした。
ですが、いざ公開がはじまってみると絶賛の嵐!
前評判の悪さはどこ吹く風でした。
ファンが心配していた映像は3D CGの表現を借りつつも、可能な限り原作のタッチを生かしたままの正に新感覚!
試合中コート狭しと動き回るキャラクターたちは、確かに画面の中にしっかりと息づいていました。
個人的な感覚では、3D CGと言うよりは、どちらかと言うと「Live2D」が激しく進化したような形です。
様々な映像スタイルが確立した現代において、まだ新しい映画の表現が可能なのか!と驚くこと請け合いです。
昔々、原作漫画を読んだ時、自分の頭の中で動いていたキャラクター達が、実際に目の前でリアルに動いている感覚はなんとも不思議です!
引用元:集英社ジャンプ公式サイトより
このような映像スタイルを取ったのは、バスケの試合中休むことなく動き回っている選手たちの息遣い、躍動感、気迫、ダイナミックさを表現するのが手書きでは不可能であり、ファンの想い描くスラムダンクを映像化するには、可能な限り原作の持つタッチや雰囲気を壊さず大切にしたいとの強い思いからの英断だったりします。
まずはこの映像表現ありきで企画がスタートしたのではなく、監督の求める表現の行き着く先がこのスタイルであったといえます。
引用元:ファミ通より
音へのこだわりも凄まじく、バスケットシューズが体育館の床を擦る「キュッキュッ」と言う乾いた音、ボールがバウンドする鈍い響き、迫りくるゲームセットへの秒針の音など、ライブ感覚をいやがおうにも高めてくれます。
物語は、前回アニメ化の際描かれなかった原作最終戦の「山王工業高校戦」をメインに、新規に追加された主人公「宮城リョータ」選手のエピソードが物語に厚みをもたらし、よりドラマチックに試合を盛り上げてくれます。
監督は、スラムダンクの事を世界一知り尽くしている原作者「井上雄彦」先生自身が勤めています!
主人公が原作の「桜木花道」ではなく、チームメートの「宮城リョータ」に変わったのは、令和の世の中にせっかく作品を蘇らせるのであれば、全く新しいスラムダンクを作りたいと言う思いからでした。
引用元:公式サイトより
井上監督以外がこのスタイルに手を出してしまうと、一気に世界観が崩れ嘲笑の的になってしまう恐れがありますが、新たに加わった宮城選手の生い立ちや家庭環境、そして背負っているものなど、どれもナチュラルに物語に溶け込んでたのは、原作者自身が監督を務める強みでありましょうか!
物語の大半は試合の場面が多く、映画以上に選手に1番近い場所でバスケの試合を観戦しているような錯覚を覚え、その迫力に圧倒されます。
手に汗握る試合展開に、物語終盤には瞬きするのを忘れ、試合終了直前には息をすることすら忘れてしまいそうになります。
終始緊迫感を孕んだ2時間4分は、鑑賞後とても心地良い疲労感に包まれました。
何事もスタイリッシュに成し遂げる事が格好良く、努力や根性がネタにされてしまう昨今、自らが持つ全てをぶつけてトライする格好良さが見直されるキッカケとなるかもしれません。
引用元:GAME watchより
新しい映像スタイルで作り上げた全く新しいスラムダンク!
原作を愛してるコアなファンも、この映画からスラムダンクの世界に足を踏み入れる新しいファンにも、新鮮な驚きと確かな満足感をもたらしてくれる作品となっております!
気になった方は映画館で新しい映像表現を是非体験してみてくださいね。
引用元:公式サイトより