★退廃的な世界観と難解なストーリーを楽しむ作品なのです。
●皆様おはようございます。
こんにちは、こんばんはです♫
情報解禁とともに公開日を指折り待っていた作品なので封切りと同時に最速で鑑賞してきました♪
引用元:映画.comより
ガンダム、マクロス、エヴァンゲリオンなど日本が誇る長きにわたるシリーズ作品の最新作が公開される通り今年はアニメ映画に勢いが押されがちですが、この作品は洋画の実写作品で今年1番見たい作品だったりします♪
厳密には1985年に公開されたデイヴィッド・リンチ監督の同名映画に継ぐ2度目の映像化作品にあたるのですが、原作はフランク・ハーバートの古典『デューン』(Dune)だったりします。
引用元:ニコニコニュースより
子供だった頃、TVCMや何かの雑誌で目にしたリンチ監督版のDUNEは、ミミズが巨大化したような化け物や全身を半透明のキューブ状な鎧で包む戦闘シーンに目を奪われたりと、とにもかくにも子供心をキュンキュンさせる内容でした。
銀河を収める皇帝の陰謀により、父の命と父が収めた砂の惑星「デューン」を失い全銀河から追われる身となった「ポール・アトレイデス」
引用元: GIGAZINEより
彼は他人を強制的に従わせる「声」を操ることができ、未来を見る力を持った運命の子である。
逃げ込んだ先の原住民の居住区であるフレメンで救世主へと覚醒し、己が運命に立ち向かっていく英雄の誕生の物語です。
リンチ監督版で物語の主人公である未来を見通す力を持つ運命の青年「ポール・アトレイデス」の役は90年代日本でも大ヒットしブームとなったツイン・ピークスのカイル・マクラクランが演じております。
何だかつい言いたくなりませんか♪
この作品、とにもかくにも難解で、世界観や舞台背景が壮大かつ緻密に作り込まれており、大人になった今ですら物語の半分もついていけない状態なので、子供の頃劇場で見た時は正直訳が分かりませんでした。
(・・?)
それでも全編通してオドロオドロしい世界観と、当時の最先端を行くVFX映像は見ているだけでも物語に引き込まれ、その迫力ある映像は今でも強く記憶に残っています。
今回は最新技術を持ってリメイクと言うことで、映像はスタイリッシュ!
そして内容は相変わらず難解…
σ(^_^;)
引用元:シネマトゥデイより
「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品と言うこともあり、この作品もリンチ監督版に負けず劣らず退廃的でダークな映像美。
画面のそこかしこに漂う緊張感と不安を煽る音楽。
どこか詩的で耽美的な作品です。
娯楽大作と言うよりは芸術作品といった趣があります。
難解なストーリーすらも芸術的な価値を高めるのにひと役買っている気がするから不思議です。
豆を粗く引いて濃く入れたコーヒーの苦味を楽しむような感覚です。
ストーリーは初見で全体の3割も理解できれば御の字でアクションシーンも意外と少なく人を思いっきり選ぶ映画だと思います。
スカッとするような映画ではなく170分かけ紡がれた物語も、実は壮大な物語の序章に過ぎなかったと言う内容なので正直万人にオススメできる作品ではありません。
(原作全7巻のうち第1巻を映像化しています。)
ですが濃厚な世界観にどっぷりと浸かり、複雑な人物関係を追いかけるのが好きで、退廃的な映像美に惹かれる人はたまらない作品といえます。
引用元:映画.comより
タイトルの異国的な響きと相まって、不思議と人を惹きつける魅力に溢れた作品です。
それにつけても、以前ご紹介させて頂いたモータルコンバットのリブート作や、来年公開されるバットマンのリメイクなどコロナ禍の影に隠れ気づかなかったのですが、今洋画界はリメイクブームでも来ているのでしょうか?
(・・?)