★存在感の薄い続編ですが…。
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
皆さんは84年に公開され、大ヒットした名作映画「ネバーエンディング・ストーリー」に続編があるのはご存知でしょうか?
その名も『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』
引用元:ファミリー劇場より
そもそもネバーエンディングストーリーは、原作「はてしない物語」の前半部分しか描かれておらず、続編の第2章を持ってして映像化が完結します。
引用元:絵本ナビより
ですがこの『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』なぜかキャストが総入れ替えとなって残念な事に華が無くなり、内容も前作のような胸踊るファンタジー世界での世界を救う壮大な冒険から明らかにスケールダウンしており、大ヒット作の続編にしては評価が低く、いまひとつ存在感がなかったりします。
引用元: Yahoo!映画より
ですがこの作品、物語の終わり方が秀逸で、自分は今まで見てきた作品の中でも5本指に入る位の素敵な物語の終わり方を迎えます。
あらすじでーす。
(注:ネタバレを多分に含みます。)
前作で異世界ファンタージエンを救い英雄となった主人公バスチアン、手にした一冊の本「はてしない物語」から再び助けを求める声を聞き、導かれるままファンタージェンへ赴きます。
引用元:映画ポップコーンより
そこでバスチアンは、人々が空想する喜びを失う「無」に襲われた前作に引き続き、今度は「虚無(虚しさ)」の魔の手が伸び、美しいファンタージェンが再び危機に瀕している事を知ります。
バスチアンはファンタージエンの王女「幼心の君」から何でも願いが叶う「アウリン」を受け取り、「虚無」の手下である魔女ザイードを倒す旅へと出掛ける事を決意します!
引用元:映画ポップコーンより
アウリンを使い願いを叶えて、危機を乗り越え冒険を続けるバスチアン。
実はこのアウリン!願いを叶える代償としてバスチアンは「思い出」を1つずつ失ってしまっていたのです。
魔女ザイードの狙いはまさにそこにありました。
最後の1つになった願いで、バスチアンが自分のいる世界に戻るように願う事を目論んだのです。
「思い出」はクリスタルボールとなって可視化されます。
引用元:映画ポップコーンより
思い出(=願い)が最後の1つになった時、バスチアンは魔女に向かって最後の願いを唱えます。
「あなたの心に愛を!」
その瞬間!魔女の心には「全てを愛する心が芽生え」「虚しさの感情は消え去り」悔い改めた一筋の涙を流すのでした。
引用元:映画ポップコーンより
そして虚無に支配され暗闇に包まれていたファンタージェンは、再び美しい景色を取り戻し、またもや世界は救われたのでした。
ちょうど1年前の明日2月24日、世界は驚きと深い悲しみに沈みました。
ロシアによるウクライナの侵攻です。
未だ終わりが見えない長期化する戦争。
引用元: NHKニュースより
失わなくても良い命が失われ、多くの悲しみが今この瞬間にも生み出されています。
優しさは湖面に浮かぶ波紋のように優しく大きく広がるのに対し、憎しみは鎖のように人々の心を絡み取り、複雑に繋がって断ち切るのは困難です。
引用元: GettyImages より
憎しみは憎しみを呼び、悲劇は何度も繰り返されます。
振り上げた拳の納め方を知らない指導者、戦地に赴く命令を下している指揮官、命令とは言え互いに銃を向け命のやりとりをしている兵士達。
「すべての人の心に愛を!」
引用元: GettyImages より