★未来は怖くない!
(ネタバレは極力避けておりますので、安心してお読みください。)
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです!
日本中が待ち焦がれた新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」
公開から数日後、自分もついに鑑賞する事ができました!
引用元:公式サイトより
ここ最近の筆舌に尽くしがたい忙しさは、この作品を見たい一心で乗り切ってきたようなものなので感慨もひとしおです。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
引用元:クランクインより
引用元:シネマトゥデイより
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが...…。
引用元:カドブン公式特設サイトより
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
引用元: アニメ!アニメ!より
――星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった――。
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
引用元:関連書籍公式サイト 原文ママ
事前情報は、金曜ロードショーで解禁された冒頭12分の映像を目にしたのみで映画に対する知識は最低限に留め、先入観を持たずに作品に集中する事にしました。
映画館に足を運んで驚いたのは、『新海誠本』なる来場者特典を頂けた事です。
パンフレットと同じサイズのこの本は、今作のみならず過去作品の「企画書」と言うレアな情報が載せられており、来場特典の域を超えております。
それを目にするだけでも手にする価値は十分にあります。
(左が『新海誠本』右が『パンフレット』です)
この嬉しいサプライズに驚きながらもついに作品の幕は開き、知識として頭の中に入れていた冒頭12分を過ぎ去った後、画面いっぱいにタイトルが広がり物語は走りだします。
新海監督の最大の特徴である、人々の記憶の中にある情景を再現した独特の色彩は健在で、ただの背景も人々の目を奪い観客は思わず息を呑みます!
今作よりスクリーンはシネスコサイズに拡張され、見渡すかぎりの映像美が視界を覆い尽くす様は圧巻です!
引用元:GIGAZINEより
太陽の光はより眩しく、空の色はより蒼く!
背景もまた登場人物であり、主役となりえます。
とにかく、スケールの大きな作品で、前半は、ロードムービーの様相を呈しながらも災いを運ぶとされる扉を閉めるべく奮闘するアクションシーンの連続で手に汗握ります。
引用元:ファッションプレスより
引用元: Yahoo!ニュースより
過去作品のどれよりも緊張感を孕みながら、それでいて時折見せるコミカルな表情が新海監督作品である事を物語っており、どこか安心している自分がいました。
引用元:GEOオンラインより
どうしようもない状況に陥りながらもあきらめることなく、運命を変えようとするすずめの成長を描いた後半は、すずめの過去にまつわるエピソードを絡めながら、観客の涙腺を崩壊させます。
引用元:Movie Walkerより
ここで詳しく語る事はできませんが、あの日、あの時、すずめと同じ思いを体験し、すずめと同じ行動をとった人たちが一体何人いた事でしょう。
そして今なお遠い異国の地で…。
引用元: CNN.co.jpより
藁をも縋る思いで、思いつく限り一生懸命に言葉を吐き出す幼い頃のすずめを目にしたとき、一気に涙があふれました。
人生は、先が見えないからこそ楽しくもあり不安にもなります。
過ぎ去った過去は変えられませんが、これから起こる未来は決断と行動で変える事ができるかもしれません。
勇気を持って踏み出すはじめの1歩!
不意にこぼれる「行ってきます!」は、強い意志と迷いを断ち切る決意の表れです。
引用元:livedoorニュースより
最後に自分を救うことができるのは「自分自身の心」なのだと気づかされました。
未来は怖くない!そう思える事こそが、運命を切り開く鍵となるのかもしれません。
そう思わせる力がこの作品には満ちあふれていました。
旅した先で出会った親切な人たちの心に触れ、旅を通して気づいた大切なものをあきらめないために、人知を超えた困難に立ち向かう「すずめの成長の物語」を是非皆さんも見届けて下さいね!