引用元:★ 街の音も風の色も 悲しく綺麗なんだねと。
引用元: OVA「ぼくのマリー」エンディングより
♫春はお別れの 季節です。
みんな旅立って いくんです。
卒業の定番ソング、おニャン子クラブの「じゃあね!」の一節ですね。
街ですれ違う卒業生達を見ると、このフレーズが頭をよぎります。
仲間と楽しそうに談笑し、手には後輩から贈られたであろう花束を握り締めた姿は、これからの人生が幸せなものであってほしいと願わずには居られません。
引用元: GettyImages より
卒業しても、友達でいよう!
大人になってもまた会おうね!
その想いを「じゃあね!」の一言で表しているセンスが秀逸です。
今でこそ、アイドルがグループを脱退する事を「卒業」と言いますが、その言葉が生まれたのがおニャン子クラブの時からだったような気がします。
引用元:歌ネットより
卒業する時、コンサートでこの「じゃあね!」が歌い継がれたそうなのですが
♪あぁ、いつまでも私たちは
振り向けば ほら、友達!
と涙ぐみ声を詰まらせながら歌うシーンは、思わずこちらももらい泣きしてしまいそうになります。
( ̄ーÅ)ホロリ
中島美春 with おニャン子クラブ【じゃあね】 - YouTube
長い年月を経てもなお、人々の記憶にとどまっているのは名曲の証ですね。
それに加え、宮村優子さんが歌う「HELLO, STRANGE DAYS」と言う曲が、自分の中で卒業のイメージと結びついていたりします。
この曲は、96年制作のOVA (オリジナルビデオアニメ)「ぼくのマリー」と言う作品のエンディング曲です。
歌詞の中には「卒業」を匂わせるワードが1つも出てこないのですが、曲とともに流れるアルバム写真風の映像がノスタルジーを刺激して想像を膨らませてくれます。
主人公の大学生、雁狩ひろしによって、ひろしの片思いの相手である 真理そっくりに作られた『アンドロイド』雁狩マリが引き起こす騒動を描くSFラブ・コメディ。
引用元: LINE漫画より
気弱な性格が災いして真理とは関係を深めることができずにいるひろしと真理の仲を取り持つため、マリはひろしの妹として活躍!
二人の距離が近づくにつれ、マリの中に喜びでは無い複雑な感情が芽生えてきます。
自分の気持ちに気づいてしまったマリ。
決して実るはずのない恋心の行方はどこに向かうのでしょうか!
【一部「weblio国語辞典」の文章を引用してます。】
エンディングではそのマリが、人の子としてこの世に生を受け、少女時代、学生時代、社会人を通して結婚に至るまでのifの世界が描かれています。
あるはずのなかった人生。
でも、もしあったなら、こうであろうと言うシーンがとても生き生きと描かれ、ファンの心を捉えて離しません。
穏やかな光に包まれながら、母親の腕の中でスヤスヤと眠る産まれてすぐのマリ。
負けず嫌いで元気いっぱいな性格のマリが、おてんばであったであろう少女時代。
初めて芽生えた恋心。
大学のキャンパスで友達と青春を謳歌しているマリ。
社会に出てあまりの忙しさにうんざりするマリ。
【わかるー ( * ॑˘ ॑* ) ⁾⁾ ウンウン】
そして、突然のプロポーズを受け、目をまん丸くして驚いたシーンが描かれた後
ウェディングドレスに身を包んだマリの満面の笑顔でエンディングソングは幕を閉じます。
引用元: 全てOVA「ぼくのマリー」エンディングより
横に立つ愛しい人は、少女時代に蹴飛ばした男の子でしょうか★
(*'▽'*)
まだ連載途中であったOVAの販売当時、そのifを描いた映像は、決して実るはずのない恋をしてしまった「アンドロイド」マリに幸せになってもらいたいと願う我々ファンへの最高のプレゼントでした!
Yuko Miyamura - Hello, Strange Days - YouTube
歌詞も素晴らしく、恋を知った少女の気持ちがとてもみずみずしく描かれています。
♫街のざわめきや 街路樹の ささやき ずっと ずっと
優しく歌ってた いつの間にか恋した私に
街の音も風の色も 悲しく綺麗なんだねと
独り言みたいに 聞いて欲しい恋をした人に。
恋する事で世界が違って見える!
誰しもが一度は味わった、淡い初恋の思い出では無いでしょうか。
OVAは全3話、原作コミックは全10巻発売され、物語は意外な形で最高のエンディングを迎えます。
(*'▽'*)
引用元: Amazon商品画像より
OVAはレンタル屋さんやサブスク等でなかなか目にした事が無く、今視聴するのは難しいかもしれませんが、根気強く探せば見つかるかもしれません。
BKNMR2.flv - ニコニコ動画
(;・3・)~♪
後、英語のタイトルが『My Dear Marie Ova One』とかよく知らないですぅー
(;・3・)~♪
どんな物語か興味持たれた方は、物語導入部分が試し読みできる様子なのでご覧になって下さいね。
(^_−)−☆