テイルズ・オブ・シングルマン

テイルズ・オブ・シングルマン

アラフィフ・シングルマンの、趣味を楽しむ毎日をおすそ分け♫

「岬のマヨイガ」素敵な作品なのです♪

★すんぺすんなー

(心配するな)

 

●皆様おはようございます。

 こんにちは、こんばんはです♪

 

 なんだか無性にアニメ作品の映画が見たくなり評価の高い作品「岬のマヨイガを鑑賞してきました。

f:id:MyStory:20210914101822j:image

引用元:コラボカフェより

 

 目の覚めるようなアクションで観客の目を奪うでもなく、胸が締め付けられるような切ない恋の物語でもないこの作品。

 

 物語は終盤の山場を除いて基本的に静かに時間が流れていきます

 

 こう書くと、淡々とつづられる日常系の作品かと思われますが、劇場版ならではのスケールの大きな見せ場はちゃんと用意されていたりもします。

 

 心のどこかに存在する懐かしい日本の原風景が舞台と言うことも手伝って全編を通し安心感に包まれ暖かい気持ちになれる作品だったりします。

 

 

 震災の傷跡が生々しく残る東北地方が舞台であり、遠野物語など東北に伝わる逸話、伝承などの数々を物語に絡め、浮かび上がってくる悪しき存在に気づき物語は思わぬ方向に展開していきます。

 

 辛い目にあっても強くたくましく生きようとする東北の人々の優しさに触れることができ、2時間近くある物語ですが飽きることなく物語の世界に入ることができました。

 

 驚いたのは日本のアニメ作品にしては珍しくデフォルトで字幕がつきます

 

 つい字幕を目で追ってしまいがちですが、耳の不自由な方々への心配りがされているこの作品は、上映開始直後にきっと優しい作品なんだろうなと思わせてくれます。

 

 主な登場人物は3人です。

事故で両親を失い孤独の身となり、親戚に預けられた先の町で震災の被害にあった8歳の少女ひより

親からの虐待を受け家を飛び出してきた17歳の少女ユイ

その2人を何も言わず引き取り、マヨイガで一緒に暮らし暖かく見守る老婆キワ

 

 キワが口にする「すんぺすんなー(心配するな)」はどれほど2人を励ました事でしょう。

f:id:MyStory:20210914101837j:image

引用元:映画.comより

 

 心に傷を負った少女達の成長の物語でもあり、特にトラウマから話す事ができなくなったひよりの存在が気に掛かります。

 

 何も悪いことをしていないのにこの身に降りかかった不幸を呪いたくもなりますが、いつも笑みを携え優しく他人を気遣う事が出来るこの子は本当に強い子です。

f:id:MyStory:20210914102725j:image

引用元:Aniplexより

 

 複雑になりすぎた世の中、誰しも不安で押しつぶされそうになったり、心に傷を負いながらも辛い事に耐え、何が正解であったのか?自問自答を繰り返していると思います。

 

 つい、「どうして自分だけが…」と答えの出ない質問を何度も何度も繰り返してしまいがちです。

 

 そうした疲れ傷ついた心を無条件で迎え入れ、押しつぶされそうになる不安な心に「すんぺすんなー(心配するな)」と言って寄り添ってくれる存在は今の世の中に1番必要なものかもしれません。

 

 どんなに傷ついても帰るべき場所がある事は生きる希望へとつながります。

 

 伝承ではマヨイガ訪れた迷い人をもてなし富を与えると言います。

 

 この作品におけるマヨイガは道(人生)に迷い傷ついた人々の心を癒し、人としての心の豊かさを取り戻すことこそが与えてくれる「富」ではないかと思いました。

f:id:MyStory:20210914101900j:image

引用元:映画.comより

 

 とまぁ小難しい事は抜きにして、カッパや可愛らしい座敷わらし等も賑やかに出てくるので見ているだけでも楽しめたりする作品です。

d(^_^o)

f:id:MyStory:20210914104009j:image

引用元: Yahoo!ニュースより

 

 物語を締めくくる主題歌羊文学さんマヨイガも素敵でした。

 

 傷つき心が折れかかっても、それでも前に進もうとする人たちへの応援歌でもあり、一歩前に踏み出す事を恐れている人の背中をそっと押してくれる曲でもあります。

 

 歌詞にとても勇気づけられます。

YouTubeで公式にアップされているのでよかったらご覧になってください。

 

 MVの方は作品のダイジェスト風になっているので、余計な知識を持たずに映画を鑑賞したい人はOfficial audio 版も公開されているのでそちらをご覧になってくださいね。

 


最後に。

 驚いたのは17歳の少女ユイの声の役を芦田愛菜さんが演じていたことです。


 どうしても子役のイメージが強く、どちらかと言えば8歳の女の子の役柄の方がイメージしやすいですが、少し不器用でまっすぐな性格の、心に傷を負った少女の役を見事に演じていました。

f:id:MyStory:20210914101930j:image
引用元:シネマカフェより

 

役者さんってすごいですね!