★「待たせたねハチ」
●皆様おはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
渋谷のシンボルであり、待ち合わせ場所として有名な忠犬ハチ公の銅像。
映像など何かの機会に目にするたびに思うことがあります。
引用元: GettyImages より
亡くなったご主人様の帰りをひたすら10年間待ち続けたハチ公、最後は亡くなってしまうのですが自分は絶対にこのお話には続きはあると思っています。
犬で言う十年は人間で言う数十年に該当します。
最後は、優しいご主人様の顔を思い浮かべながら目を閉じて安らかにその生涯を終えたハチ。
そのハチを優しい眼差しで見つめ「待たせたねハチ」と言って申し訳なさそうに詫びるご主人様。
その声を聞いたハチは勢い良く顔を上げ、ちぎれんばかりに尻尾を振りながら駆け出していくのです。
。°(ᐡ•̥ᴥ•̥ᐡ)°。
先ほどまで衰弱仕切って鉛のように重かった体が嘘のように軽く、羽が生えたかのように駆けていくのです。
大好きなご主人様のもとに。
「やっと会えたね。これからはずっと一緒だよ。」
ᐡ˃̤ ᴥ ˂̤ᐡ
ここでハチのお話は幕を閉じます。
自分の中のハチ公物語はこうやって完結するのです。
ハチはなぜ10年間も主人の帰りを待つことができたのでしょうか?
それは夢の中でご主人様に会う事ができていたのかもしれません。
もし死んだ後の世界があり、現世と来世が存在するのであれば、その中間に位置するのは朧世(おぼろよ)と呼ばれる人々が見る夢の中の世界かもしれません。
朧世は自分が考えた言葉ですが、朧夜は昔から存在する言葉ですね。
引用元: GettyImages より
朧世は朧夜で、昔の人は死んだ後の魂は月に登って現世の人たちが夜になっても寂しい思いをしないように光照らして見守っていてくれたと考えたのかもしれません。
夢の中とは、この世を縛るルールから解き放たれ、唯一亡くなってしまった存在に会うことが許される世界なのかもしれません。
引用元: GettyImages より
ただ朧(おぼろ)と呼ばれるだけあって移ろいやすく、不確かな世界であり、ここで起こった出来事は目が覚めると泡が弾けるように思い出せなくなるのかもしれませんね。