★後編です♫ストレートな表現でのネタバレは避けてますのでご安心ください♪
前編はこちらです♪↓
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」鑑賞!待った甲斐がありました★ 前編 - テイルズ・オブ・シングルマン
●皆様おはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
原作であるテレビシリーズ最大の謎ワードであった「人類補完計画」。
今までのシリーズでは曖昧な表現や、唐突すぎるビジュアルで語られたのですが、本作においては物語後半に登場人物の口を借りての説明がなされたり、圧倒的なビジュアルを持って表現されていました。
引用元:映画.comより
シリーズを通して物語の核となる「人類補完計画」!
それは1個人ではなく人類全体として一つの生命体に昇華することで全ての苦しみや悲しみから解き放たれることを目的として発動された計画。
ハジマリのテレビシリーズではそれを表現する予算も、そしてそれ以上に時間もなく、不本意な形で終わり
そんなテレビ版を補完するために作られた旧劇場版においても、予算と時間はずいぶんと許されたものの表現する手段が追いつかず、一応の結末を迎えたものの、作り手も受け取り側も不完全燃焼で消化不良気味に終わってしまい
作品を納得のいく形として世に送り出し終わらせたかった想いから作られた新劇場版4部作。
人類補完計画を完遂させるため引き起こされる4つ目のインパクト(大災害)を圧倒的なビジュアルで描いています!
【TVシリーズのあらすじは公式ホームページ「エヴァ・インフォメーション」にて確認できます。】
「新」でもあり、「真」でもある新劇場版シリーズ、長い時間をかけ、今一度監督の中で作品を十分に咀嚼吟味し味わいし尽くした後に再び腕によりをかけて調理された創作料理のような趣があります。
おそらく何度もシナリオを作り直したことでしょう。
所々状況説明的なセリフが散りばめられ、置いてけぼりを食らいそうになった観客の手を引く努力もなされてました。
この作品を見に来てくれた全ての観客に満足して、少しでも理解してもらおうと言う、今までのエヴァンゲリオンにはなかった心遣いも感じられました。
タイトルに付けられている「:||」、これは「反復記号」であり、コミック、テレビ、新旧の映画版などあらゆるメディアで展開された、すべての作品を否定することなく完結へと導く意味が込められています。
引用元: Amazon商品画像より
すべての作品は各々が独立した存在ではなく、1本の線で繋がった1つの世界でのお話であることが浮かび上がります。
おそらく作品があらゆるメディアで表現する度に分岐した世界を行ったり来たりして今回の完結編にたどり着いたのではないかと推測しました。
今までの作品のように鑑賞後、満足度は高いが消化不良気味なもやもやとした感情は今作には存在しません。
引用元: Amazon商品画像より
すべての作品で描かれた世界全てを回収し、主人公碇シンジ君が望んだ未来と決断、そこから作り上げられた新たな世界(ニュージェネシス)を歓迎し受け入れ応援していきたくなる。
そんなとても心地の良い終わり方の作品に仕立て上げられ、長い時間作品を共にした一ファンにとって、ようやく1つの満足したエンディングを受け入れることができました♪
引用元:エヴァ・インフォメーションより
前作「Q」において、あまりにも唐突すぎる展開でファンをまたまた置いてけぼりにし、作品から離れてしまったファンにこそ見て欲しい作品でもあると思いました!
「さらば、すべてのエヴァンゲリオン。」
キャッチコピーに偽りのない、堂々とした完結編作品です!