★「ハッピーアイスクリーム♫」
●皆様おはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
実は今、BS 12において「アニメの夏っ!」と言う事で、ここ最近のアニメ映画の名作が日替わりで放映されていたりします。
中でも個人的に大好きな作品「リズと青い鳥」が21日(水)夜7時に放映されます。
引用元:U-NEXTより
皆さんは「リズと青い鳥」と言う作品をご存知でしょうか?
京都アニメーションさん(以下「京アニさん」)が誇る「響けユーフォニアム」シリーズと言うブラスバンドに青春をかけた高校生達の物語の内の一作です。
本作はシリーズ通しての主人公とは異なる部員が主人公と言うこともあり、立ち位置的にスピンオフ的な作品に当たります。
オーボエ担当・鎧塚みぞれ。フルート担当・傘木希美。
親友同士の2人は高校生活最後のコンクールに向け自由曲の「リズと青い鳥」の練習に日々精を出していました。
2人の掛け合いが見せ場のこの曲、ダブルエースとも言われ、息もぴったりなはずなのに何故かどこかぎくしゃくした感じに。
なぜならそれは…
別れを恐れる少女の切なくも美しい成長物語。
彼女が選んだ結末とは!
引用元:映画チラシサイトより
監督が女性と言うこともあって登場人物の心理描写や仕草、友達同士の何気ないやりとりがとても繊細でしなやかに丁寧に描かれています。
物語を通し終始一貫して一見無駄にも思える「間」や「仕草」は非言語コミニケーションとして登場人物の心情を見事に描写しています。
本来であればこういった繊細な感情表現はアニメーションでは描きにくいのですが、こういった「静」の表現は京アニさんの得意とするところで、物語は決して派手さはないですが、しっとりと小川のせせらぎのように流れていきます。
引用元:京都アニメーション公式サイトより
自分で自分をカゴの中に閉じ込め、自分を押し殺してまでも居心地の良い今の環境を守るのか、自らの手でカゴの扉を開け新たな世界へと旅立つのか、そういったテーマが物語に動きを与えています。
楽器の描かれ方にも一切の妥協はなく、演奏シーンにおいて楽器は感情を持った生き物のようにも見えてくるから不思議です。
今作の主人公、鎧塚みぞれさんが吹くオーボエは歌うように音を奏でると言うだけあって、その音色は弾むように艶っぽくどこまでも澄み渡り、この映画を通してオーボエと言う楽器が大好きになりました。
引用元: BS 12公式サイトより
YouTubeでオーボエの作品をいろいろ見てきたのですが、1番のお気に入りはこの曲だったりします♪
ちなみに劇中、友達同士の会話でセリフが被ったときに「ハッピーアイスクリーム」と先に行った方がアイスクリームを奢ってもらえるといったやりとりがあるのですが都会の学生さん達の間で流行っているのでしょうか?
自分が住む田舎では聞いたこともなく、当然学生さんの間で何がはやっているかも知る由もないので、この遊びが実際のものなのか、架空のものなのか興味津々だったりします♫
静かだけど力強く透明感のある作品なので、皆さんもぜひご覧になってくださいね♪